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ラミントン (菓子) : ミニ英和和英辞書
ラミントン (菓子)[こ, ね]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ミント : [みんと]
  1. (adj,n) (abbr) mint 2. peppermint 3. (P), (adj,n) (abbr) mint/peppermint
菓子 : [かし]
 【名詞】 1. pastry 
: [こ, ね]
 (n) first sign of Chinese zodiac (The Rat, 11p.m.-1a.m., north, November)

ラミントン (菓子) : ウィキペディア日本語版
ラミントン (菓子)[こ, ね]

ラミントン (: Lamington) とは、 四角状に切ったスポンジケーキを伝統的なチョコレートソースでコーティングし、乾燥ココナッツをまぶして作られるオーストラリア発祥のデザートである。二つに切られ、その間に生クリームや苺ジャムをはさんで出されることもあり、それらは南アフリカやオーストラリアのカフェやランチバー、ベーカリー、ホームインダストリーやスーパーマーケットで見うけられる。ラズベリー味はニュージーランドで出回っており、オーストラリアにはレモン味のラミントンもある。〔 "The food we love – the tastes of New Zealanders" Christchirch City Libraries 2014年10月13日〕

キューブ型(ある調理本内では一辺四センチメートルとされている)のスポンジケーキをチョコレートに浸し薄くコーティングすることで、スポンジの外層にチョコレートがしみこむようになっている。苺ジャムやチョコレートアイシングの場合も同様である。そしてそのキューブをココナッツで覆い、しばらく置くことでラミントンはできる。
== 歴史 ==
主に、ラミントンの名は1896年から1901年までクイーンズランド州総督であったラミントン卿ことラミントン男爵チャールズ・コクラン=ベイリー英語版)、又はその妻であるラミントン夫人からきているとされている。一説には、卿のお気に入りであったホンブルグ・ハットに形が似ているデザートであったからラミントンと呼ばれるようになったとも言われている。〔"LAMINGTON OR LEMMINGTON?—THE OZ ‘NATIONAL DISH’" AUSSIE WORDS〕 また、スコットランドサウス・ラナークシャー内にあるラミントン村から名付けられたという説もある。〔 "Between Ourselves." The Australian Women's Weekly 1980年7月2日〕しかし、もともとラミントン卿という称号がこの村の名前からきているため、このつながりが直接のものであったかそうでなかったかということが単に疑問となっている。
ラミントンの名がラミントン卿からきたと考えている人々の中にも、ラミントンの正確な発祥地と発案者についての意見は異なる。一説によればラミントンは、ラミントン卿がブリスベンの暑さから逃れるために側近を引き連れトゥーンバにあるハーラックストン邸を訪れた際に初めて出されたとされている。〔 " A brief history of lamington" FAST ed〕
また他の説では、クイーンズランドの政庁で働く、ラミントン卿のシェフであるフランス生まれのアーマンド・ガーランドが忙しい時間帯に現れる予想外の客に振る舞う食べ物を作るよう頼まれる。これは1901年フェデレーション以前のことである。メルボルンの新聞社のジ・エイジによればガーランドは、一日前に焼かれたフレンチのバニラスポンジケーキの切れ端をチョコレートに浸し、ココナッツをつけた。当時ココナッツはヨーロッパ人の間であまり調理に使われていなかったが、ガーランドにとっては妻がココナッツが一般的な材料として使われるタヒチ島の生まれであったこともあり、ココナッツはなじみのあるものであった。ラミントン夫人の客がレシピを尋ねるほどであったという。
ラミントン卿のコック(おそらくガーランド)がたまたまキューブに切ったスポンジケーキをチョコレート料理の中に落としてしまったことからできたという説もある。後に乾燥させたココナッツを表面にまぶすことでラミントンがよりおいしくなるということが発見されたとされている。
ほとんどの主張は比較的最近の報告に基づいている。「ラミントンケーキ」に初めて言及されるのは1896年、クイーンズランド・タイムズ新聞の記事「ラミントンの機能」においてである。この記事内にて執筆されているイベントはラミントン卿の名誉を讃えて行われたものであり(本人は出席していなかったようだが)、ラミントン・ティー、ラミントン・スープなどという名前も挙げられた中でラミントン・ケーキについての特別な記述はないため、この記事内で挙げられたラミントン・ケーキはイベントの名前以上の意味をもっていない可能性もある。〔 "Notes on the ' LamingtonFunction.' " Queensland Times 1896年7月28日〕1900年のラミントンのレシピはクイーンズランド・カントリー新聞から見つかっている。〔 "Useful Recipes." Queensland Country Life 1900年12月17日〕もとのレシピがクイーンズランドでできたようである一方で、それは急激に広がり、1901年にはシドニーの新聞内でもレシピが見られるようになった。〔 "THE LADIES' PAGE" The Sydney Mail 1901年10月12日〕しかしながら、どのレシピもレシピの作者やラミントンという名前の由来を示していない。最古のラミントンの名前についての文献としては今のところ、1927年6月のものであり、そこにはラミントン卿との関係が記されている。〔 "Some Special Recipes" Sydney Mail 1927年6月29日〕
2007年に、ラミントン卿は実はラミントンが好きではなかったということが、彼が「このひどいぼさぼさした羊毛のようなビスケット」とラミントンについて述べていたことから明らかになったが、これを裏付ける同時期の資料があるかどうかは知られていない。〔 Shrimpton, James. "Australia: The tale of Baron Lamington and an improvised cake" The New Zealand Herald 2007年10月6日〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ラミントン (菓子)」の詳細全文を読む




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